撮影スポット〜田辺祭り〜

「田辺祭り」は450年以上の歴史を持つ紀州三大夏祭りの一つです。

毎年7月24日(宵宮)/ 7月25日(本祭)。
2018年はなんと459回目のお祭り!!

田辺お祭りの特徴は笠鉾と衣笠が
田辺城下の町8区から合計10基
お囃子を響かせ町中を巡業します。
笠鉾にのせられるご神体は各地域によって色々です。
ずっと変わらずご神体を持っています。

本祭の写真
 
 

24日に会津橋に曳き揃えられる笠鉾

宵宮の夜は明かりをともした笠鉾が会津橋に曳きそろえられ
とても幻想的な光景を見ることができます。


会津橋ひきそろえ写真
 
 

★お祭りまでの準備期間のおはなし★

楽しむところは宵宮、本祭だけではありません。
なんと!!この田辺祭りは1週間前から着々と
準備がすすめられています。

江川町の灯籠写真
 
 
ここは漁業の町、江川。
お祭りの1週間前に笠鉾にのせる江川町のご神体
は衣笠と恵比寿様、大黒様の3基。

恵比寿写真
 
 
他の町のご神体も
お祭りが終わるまで
お宿でまるで生きている人間の様に過ごします。
ごちそうを並べてもらったり、
子供達が練習したお囃子を奏でたり。
 
 

祭り囃子の奏者 けいじろう君9歳が撮影


蚊に刺されない様に蚊帳まで用意されています。
それに、移動の時はかならず、おんぶです。


 
 

★宵宮の日の行事★

24日の宵宮の日の朝、江川町にすべての笠鉾が
御旅所とされる江川漁協で祈祷されます。

海の方に向けられたお社におさめられている御神輿。


祈祷の御神輿写真
 
 
続々と順番に曳き揃えられます。

並ぶお笠の写真
 
 
笠鉾の垂れ幕と笠鉾の担当をする引き手さんの
着ているはっぴも見所です。

江川町の 恵比寿様

笠鉾の引き手の方のはっぴが鯛です。

恵比寿様の笠鉾写真
 
 
笑顔で乗ってる大黒様
笠鉾の引き手さんのはっぴの柄は打ち出の小槌

大黒様の写真
 
 
南新町の新田義貞
(南新町のご神体は他に3体あります)

新田義貞の写真
 
 
北新町の餅花 
そういえば北新町にお餅屋さんがあります。

餅花の写真
 
 

本町の尉と姥
仲良し夫婦のこと

尉と姥の写真
 
 
福路町の日本武尊
福路町は商人の町。
蒲鉾店や家具店、老舗和菓子店がそろう町。
なので、格好も違うし、お囃子も少しちがいます。

日本武尊の写真
 
 
若旦那さんみたい。
子供達も地域で全くちがいます。

福路町の若旦那風の写真
 
 
今回、本祭までの出来事を撮影しています。
そこには伝統を守りぬいてきた神々に仕える人々の丁寧な暮しがありました。
 
 
田辺祭
https://www.tanabe-kanko.jp/event/tanabematsuri/

細野 由加

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関西カメラ女子部メンバー。

プロフィール