猫写真が10倍楽しめる!人類猫好き化計画②

前回、猫写真の魅力を鼻息荒く説明させていただきましたが、
今回はその第2弾【撮影基本編】・・・でございます。

猫写真を撮るにあたって、基本的なカメラの設定や使用機材を説明いたします。

猫の予想だにしない動きについていくためには、基本的には一眼レフで撮影したいところ。
レンズは標準~望遠のズームレンズがあると、色々な場面に対応できると思います。

ちなみに私の使用機材は
CANON 5DmarkⅣに、標準50㎜または135㎜単焦点のレンズを付けて撮影しています。

それではまずカメラの設定から・・・
 
 

保存形式

基本はRAWで撮影します。
が!私の場合は使用するカメラで変えております。

■一眼レフ・・・RAWで撮影(撮影後、必ずRAW現像でレタッチ)
■ミラーレスカメラ・・・JPEGで撮影(メーカーの色調を生かし、あえてレタッチをかけません)

猫撮影に於いてレタッチは必須になりますが、
私がたまに使用するFUJIFILMのミラーレスカメラは、ヘタなレタッチをかけるよりも
そのまま使う方がキレイなので、JPEGだけで撮影するようになりました。
 

FUJIFILM X-T10

 
 

ホワイトバランスは太陽光

RAWで撮影する場合

フィルムカメラからのユーザーさんはお分かりだと思いますがフィルムは『デーライトタイプ』が主流ですよね。
平均的な色温度に設定しておいて、後でレタッチをかけるときに調整するという感じです。
もちろんAUTOで撮影し、後から自分の好きな色味になるよう、ホワイトバランスを変えても良いと思います。
レタッチのコツは、スライダーを少しずつ調整するのではなく、一度大きく動かしてから戻す方が変化が分かりやすいです(^^)
 
 

撮影モードはM(マニュアル)モードまたはAvモードで

意図する写真に仕上げるには、オート以外で!
関西カメラ女子部の皆さんの作品を拝見しますと、皆さん狙いのある作品ばかりなので、この撮影には慣れてらっしゃるかと思います。

複数の猫を撮影する場合や背景もしっかり撮りたい場合は絞りを絞って撮る。
1匹の猫をクローズアップして撮影する場合は絞りを開いて撮る。
そこは人物撮影と一緒です。

私の場合は、Mモードで撮影しています。
F値(絞り)を決めて、猫の動きに合わせて速めのSS(シャッタースピード)を確保しながらISO感度を変えて撮影します。

撮影シーンによって、F値とSS、ISO全部を変えながら撮影するので、慣れるまでは、超オーバーやドアンダーの芸術的作品(;^ω^)が量産されますが、慣れてくるとAvモードよりも、自分好みの露出が作れます。
 
 

フォーカスポイントは1ショット

猫の動きに合わせて、フォーカスポイントを手動で合わせています。
基本的に、フォーカスポイントは猫の目です。
どれだけ傑作が撮れても、目にピントが合っていなければ作品になりません。
目にピントを合わせておいてロックをかけても僅かなカメラの『振り』で、ピントが外れたりします。
ただ、最近のカメラメーカーさんが瞳AFの動物対応をし始めているので、このような原始的な手段ではなくても、しっかり目にピントを合わせてくるカメラもあると思います(^^;

私の使っているカメラはタッチシャッターがあり、ピントが合いにくいシーン(夜の撮影や黒猫の撮影など)では、面でピントを合わせてくれるので、コチラも便利です。
 

目ではなく、鼻にピントがきてしまったぁぁぁぁ~~(失敗例)

バッテリーは大丈夫ですか?
メディアの容量は残っていますか?

その確認が終われば、猫撮影にGO!

猫撮影にオススメの時間帯は早朝です。
朝の柔らかい光が猫の毛を美しく表現してくれるのでオススメです。
特に夏場の日中の撮影は、猫も撮影者も危険ですので、日が完全に登る前か、日が沈みかける頃が良いと思います。
 

この日は雨上がりの早朝で、草花についた水滴が光ってとてもキレイでした♪
 

こちらは夕景です。
大きく空が入るポイントに猫をお誘いしてみました。
この日はキレイに空が焼けてくれました。

ニャンコポイントに到着!
まずは猫との距離を確かめてください
距離を詰められそうなら猫に近づき『通りすがりの者です』アピールをしながら、シャッターチャンスを窺っていきます。

もし人なれしている子で、こちらに興味を示してくれたら・・・
まずは愛でてください(^^)
 

時々猫写真家さんたちと撮影会をすると、
皆さん撮影している時間よりも愛でている時間の方が長い気がします・・・笑
そのくらい、ニャンコが大好きで癒されながら撮影しています。

カメラ位置はなるべく猫の目線で。
腹這いで撮影する方もいますが、お体に無理のない体勢で撮影してください。

ニャンコの警戒心が解けたら、自然な姿が撮れるはず!
ぜひニャンコたちの、面白くカワイイ表情を押さえてくださいね(^^)

次回は、各猫写真ジャンルの紹介と設定をご紹介したいと思います。
 
 

 
 

mocha

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1997年から一眼レフで本格的にお外のニャンコを撮り始め、 20年以上全国あちこちの猫スポットを旅しています SNS、猫写真家ブログ、写真展などを中心に作品...

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