動物園で望遠レンズ撮影をしてみよう!

動物をイキイキと撮るコツ!

1:動物園にはオープンしてすぐの時間帯にいこう!

動物園の日当たりにもよりますが、できれば午前中のオープンしてすぐの時間帯がおすすめです。
午前中起きてることが多く、きびきび動いている姿を撮りやすい時間帯です。
おひるごはんを食べてしまうと

「おなかいっぱい・・・ZZZ」

って眠っちゃうこたちもいます。
眠ってる姿は午後に残しておいて、午前中はぱっちり目の子たちに会いに行きましょ!
 

きびきび動いてますね。
 
 

2:表情をしっかりと撮ろう!


こんな食べてる途中の口の空いた姿、
可愛い雰囲気で撮れるのも、動物園ならでは!
 

BEFORE


70mm

これだとまったく表情がみえません。
広い場所だと、なかなかレンズが届かないこともあります。
こういったときは望遠レンズがおすすめ。
 

AFTER


300mm

こちらは300ミリで撮影してみました。
あら、びっくり!
めちゃめちゃこっちを見ていました!(笑)
 
 

3:檻や、鉄格子がうつってしまわない作戦!

BEFORE


70mm

動物園は、鉄格子がたくさんあります。
どうしても入ってしまいがちなのを、どうやって避けるのか・・・それは

  • 望遠レンズを使う
  • できる範囲で鉄格子とレンズの距離を近づけるようにする
  • 鉄格子から動物が離れていること

    残念な写真:
    鉄格子と動物が近い場合(写真は鉄線です)

これらの3つの条件で撮影しなおすと、こうなりました。
 

AFTER


199mm
午後のおひるねタイムのライオンです。
鉄格子が写っていないので、
はっきりとライオンの様子がみえるようになりましたね!
 
同じく鉄格子ありの写真です。

300mm

この写真も、鉄格子がありますが写っていないようにみえます。
こちらもしっかりボケてくれました。
 
 

4:人工物を入れないように工夫をしよう

動物園には、看板や、案内板などいろんな人工物があります。
せっかく動物を撮るのだから、人工物を入れないようにしたいですよね。
鉄格子をボケさせた3番の写真ですが、今度は背景にロープや、また鉄格子が写ってしまっています。

こんなときは

  • 背景と動物の距離が空くのを待つ!

背景と動物が距離を開けるようにすることで背景もボケてくれます。
背景とも、レンズ前の鉄格子とも、動物は距離をあけていないとダメなんです。
本来はずっとその場所に来るのを待つのが良いのですが、それが難しい場合は、望遠を使って全体を入れずにパーツを撮ります。

こんな時は思い切って、顔のみ写真がおすすめです。
 

動物写真は、臨場感や可愛い表情もおすすめですが、
その時その時の一瞬を切り取って
思わぬワンシーンを残せたら楽しいですね。

 
 
今回は、
FUJIFILM X-T4」 と 「XF70-300mmF4-5.6R LM OIS WR ※2021年3月発売予定)
を使ってみました。
 
 

やまぐち千予

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カメラマンアシスタントを経て、2005年独立 光の反射と透過したものをモチーフに作品を撮影 風景、動物、スイーツ、商品や人物、広告撮影まで多岐にわたる 講師...

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