オールドレンズのススメ / じぶんの写真を撮るための
じぶんの写真、撮れていますか?
写真がじぶんじゃないなあと思ったら。
オールドレンズを使ってみたらいいかもしれません。
オールドレンズの魅力
申し遅れました。仁田原康人と申します。
2013年に一眼レフカメラを購入し、写真を楽しんでいます。
時々マニュアルフォーカスで不便なオールドレンズで楽しんでいます。
はっきり言うと、きっちり写らないことはあります。
でも、そこがいいのかなとも思います。
だって、みなさんの目はいつも、全部はっきり見てますか?
見たいものだけ、視線を集中させる。
オールドレンズでフォーカスをあわせていくのは。
視線を集中させていくのに似てる。
そんな風に、思ったりします。
これから、僕が時々、無性に使いたくなる、レンズ三本を紹介しますね。
入門に最適:SMC Takumar 50mm F1.4 (M42マウント)
よく販売されているレンズなので、入門としてもおすすめです。
SMC Takumar 50mm F1.4 (M42マウント)
モデル:有栖悠さん
繊細な線が僕はとても好きです。
風が吹けば、髪が柔らかく揺れるのが想像できそうです。
寄ると、ピントのあった部分だけ浮かびあがっているようです。
発色は淡く、どこかで見たことある瞬間を写真に残してくれそうです。
ただ、注意点なのですがこのレンズは放射性物質であるトリウムが含まれており、放射能がでています。
人体に影響はない程度です。
レンズも黄色くなっていることが大半です。
でも、カメラのホワイトバランスの調整で見た目に近づけられます。
二度おいしい:HELIOS-44M-4 58mm F2 (M42マウント)
開放近くで撮影すると、背景ぐるぐるとなるレンズです。
HELIOS-44M-4 58mm F2 (M42マウント)
目が回りそうですね・・・。
一方、絞ったときの写りはシャープです。
嫌らしい鋭さではなく、どこか落ち着いています。
モデル:清瀬えいみさん
ベールをかぶせたような発色は冬にポートレートを撮るのにピッタリかもしれませんよ。
絞りや、逆光の下限で表情を変えるので。
一回で二度以上おいしいレンズです。
日々をもすくいあげる: KERN SWITAR 25mm f1.4 RX (Cマウント)
最後は異世界に連れて行ってくれるレンズを紹介します。
KERN SWITAR 25mm f1.4 RX (Cマウント)
高級で、上品なトイカメラ、という説明がしっくりくる気がします。
四隅の暗さ、程よい鮮やかさ。
ここじゃないみたいですね。
モデル:たちたまさん
この周辺と中央の差が、被写体の存在をキュッと強くしてくれたりします。
このレンズで、窓に向けてシャッターを向けた写真です。
どこかにあるかもしれない光を撮っただけなんですが。
でも。
この光はきっと、その時しかないんでしょうね。
日々の一つ一つの特別なんだろうって、レンズに教えてもらってるみたいですね。
マウントアダプター
オールドレンズをデジタルカメラに取り付けるにはマウントアダプターが必要になることが多いです。
レンズとデジタルカメラのセンサーは適切に写る距離があります。
これをフランジバックと言っています。
古いレンズとデジタルカメラの適切に写る距離が違うので、乱暴にいうと筒を間に挟んで、フランジバック=距離を調整しています。
レンズとカメラの組み合わせで、必要なマウントアダプターは変わってきます。
なので、オールドレンズを購入されるときは調べたり、中古カメラの店員さんや人に聞いて購入されることをおすすめします。
お店
初めてでわからない、という方のためにも、二つほど、お店紹介させてくださいね。
もちろん、アダプターなども取り扱っておられたりもしますよ。
on and on
梅田、渋谷のLOFTに実店舗あります。
https://on-and-on.ocnk.net/
フォトベルゼ
東京、品数豊富です。
http://www.fotoborse.com/
最後に
じぶんのおもいを乗せる道具として、オールドレンズを使ってもらえれば、嬉しいです。