オールドレンズで楽しむイルミネーション
一時は爆発的に流行したオールドレンズですが、今は定着して普通に楽しめるようになった感があります。
私は高価なものには手を出さず(出せず?)、お手頃なオールドレンズを楽しんでいます。
オールドレンズをデジカメで楽しむにはマウントアダプター(マウント=レンズを装着する部分の形式がカメラによって異なるため接続するためのアダプター)が必要なこともあり、ちょっと難しいかなと思ってしまいます。
私もあまり得意な分野ではないので、私なりのシンプルな楽しみ方をお伝えしていきます。
オールドレンズとの出会いは実家のクローゼットで見つけたFUJINONレンズ。
その後、はじめてのオールドレンズという講座を受講してこのレンズは「M42マウント」ということがわかりました。
オールドレンズを使うのにミラーレス一眼カメラはレンズマウントとイメージセンサーの距離が短く都合が良いこともわかりました。
M42マウントに限定して少しずつ手持ちのオールドレンズが増えてきました。限定するとマウントアダプターも1種類で済むのでいろいろ楽ちんです。レンズ毎に違うマウントアダプターだと荷物が増えるし、持っていくのを忘れたら大変なので。
では、冬に使うと楽しいレンズ2種類をご紹介します。
M42 LZOS Industar-61 L/Z 50mm F2.8
このレンズの特徴は何と言っても星型のボケが出ること。
開放で撮るととてもスッキリとした写りです。
F5.6くらいまで絞ると絞り羽根が星型になっていることがわかります。
これでイルミネーションを撮影したら、それだけでもう可愛い。
普通は玉ボケになるところがみんな星型になります。
このレンズは作られた年代によってはボケが星型にならないものもあるので、購入されるときはよく確認してからにしてくださいね。
FUJINON F2.2/55mm
こちらのレンズはシャボン玉のようなふちが濃くて真ん中は薄いバブルボケが出ます。バブルボケが流行したときは高価なレンズが注目された中で、このレンズだけが安価なバブルボケレンズとして紹介され、探しまくって入手しました。
流行が去っても可愛いものは可愛いんです。
この冬もいろんな場所で開催中のイルミネーション。
普通に撮っていたら寒いし、すぐに飽きてしまうかもしれないけれど、ちょっと個性が強めのレンズで遊んでいたら楽しく撮影できそうです。