夏の代表的な花、ひまわりをマクロで撮ろう!

夏の花と言われて真っ先に思い浮かべるのは何でしょう?
夏といえば夏休み、夏休みといえばひまわり!
なんとなくそんなイメージの方も多いのでは?

そんな夏を代表する花、ひまわり。
ひまわりには青空が似合うのでこんな写真を撮りたくなりますよね!

もちろんこんな定番的な撮り方もいいのですが、せっかくですから今年の夏はマクロでひまわりを撮影してみませんか?



いろいろな角度から見てみよう!

ひまわり、正面から見るのが当たり前になっていませんか?
ちょっと角度を変えて見ると、それまで気づかなかった面白い発見がありますよ。

少し斜めの角度から中心部分に迫ってみると、こんな姿が浮かび上がりました。
顔のようなハートのような、ユーモラスなシベを発見!


ひまわりを真後ろから見てみました。
すると、ガクの隙間からひょっこり顔を出したシベを発見。
ひとりだけみんなとちがう方向を向いていて、気まぐれなシベなんでしょうね。
お茶目な可愛らしさを表現するため、画面に小さく配置しています。


ふと見ると、花の陰でカエルさんが一休み
これも正面からだけ見ていては見つけることができなかったシーンです。
ここはあまり寄らずに背景も少し入れ、お花畑の中の雰囲気を出しています。


シベに付いた蜜の雫に太陽の光が当たると光が反射してキラキラ輝きます。
輝く光のボケができるだけ大きくなるよう、手前のシベにピントを合わせています。
角度を少し変えるだけで輝き方が変化するので、いろいろな角度から観察してみてください!



つぼみもかわいい!

ひまわりのつぼみ。
帽子を被った赤ちゃんみたいですね。
つぼみちゃんの背景に大きな花をボケとして入れて、母親が小さな子どもをそっと見守るようなイメージにしてみました。


こちらは背景に木漏れ日を入れて。
これからどんどん伸びて成長していくようなイメージにするため、上の空間を大きく開けて、光のボケが空に昇っていくような表現を狙いました。



前ボケでふんわりかわいく!

主役の花を小さく入れて、手前の花を大きく前ボケに配置。
大きな花と対比させることで、主役の花が小さく可愛らしい印象になるように意図しました。


ボケを大きく入れて花びらだけを見せています。
画面全体を花びらの黄色一色で埋め尽くして、夏のうだるような暑さの中に溶け込んでいくようなイメージを表現してみました。
花全体の姿を入れないことで、ちょっと不思議で幻想的な雰囲気も狙っています。


おわりに

ひまわりのマクロでの撮り方をいくつかご紹介させていただきました。
撮り方に決まりはありませんので、参考にして皆さんそれぞれの撮り方を見つけていただければと思います!




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くにまさ ひろし(國政寛)

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マクロレンズを通して、日常の中にある「すこしふしぎな世界」を描き出すマクログラファー。身近にあるちょっとした幸せ「プチ・ハピ」をテーマに、花や虫たちの姿を撮...

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