富士フイルムの二本のマクロレンズを試してみる!
うたた寝
〜風に揺られて
心地よさげに
ひと眠り〜
富士フイルムXシリーズ用の二本のマクロレンズ、その違いとは?
富士フイルムXシリーズには下記のように焦点距離も開放F値も似通った二本のマクロレンズが用意されています。
それぞれの特徴と違いについて見ていきましょう。
XF60mmF2.4 R Macro
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」は、等倍までの撮影ができるマクロレンズです。
被写体にぐぐっと寄って、大きく写すことができます。
80mmの望遠でもともと被写界深度が浅い上に、近づくことでピントの合う範囲が狭くなるので、大きくてふんわりやわらかいボケが得られます。
アジサイの蕾の一つにググっと迫りました!
ここまで寄れるのは等倍マクロならでは。
そしてピントが合った蕾以外の、周囲の部分がふわっと大きくボケています。
このやわらかなボケ味は、80mmという望遠と等倍まで寄れるマクロだからこその表現ですね。
アルストロメリアのシベに大胆に寄ってみました。
ここまで寄るともう何の花だかわかりませんね。
でもそのぐらい心惹かれた部分だけに寄って切り取ることが、等倍マクロでの撮影の醍醐味なんです。
XF60mmF2.4 R Macro
一方、「XF60mmF2.4 R Macro」は最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ。
80mmほど近寄って大きく撮ることはできませんし、ボケも少し小さめになります。
でも、普通のズームレンズに比べればかなり寄れますよ。
60mmで撮影したアジサイです。
ここまで大きく寄れたら、じゅうぶんマクロ撮影が楽しめそうですよね。
ボケすぎないのも60mmのいいところです。
このように一輪の花に寄っても、極端に周囲がボケることもなく、その場の雰囲気が伝わります。
背景に木漏れ日の円ボケを入れてもあまり大きくボケませんが、それがむしろ光がキラキラ輝く感じを演出してくれています。
二本のマクロレンズを比べてみる
最後にちょっとこの二本の大きさを比べてみましょう。
ずいぶん違いますね!
重さも三倍以上の差があります。
「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」は手ぶれ補正や防塵防滴機能が付いていたりと、さまざまな条件下で撮影できるように作られていますので、それも仕方ないですね。
「XF60mmF2.4 R Macro」は小さくてコンパクトなので、いつでもバッグに入れておいて気軽にマクロ撮影が楽しめます。
このように、焦点距離が似通っている二本のマクロレンズ。
それぞれ特徴がありますので、撮影スタイルや好みに合わせて使い分けしたいですね( ^ ^ )
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