はじめてのマクロ入門:いよいよ桜の季節! マクロで自分だけの桜を撮ろう!

いよいよ桜が咲き始めました!

満開の桜に出合えるまで、もうあと少しの辛抱ですね。
それまでの間に、今年はどんな桜を撮ろうかしっかり考えて予習しておきましょう!
ということで、前回に引き続いてマクロでの桜の撮り方をお話します。
 
 

ぽっかぽか


〜ひだまりで
 そっと寄り添う〜

ボケを活用しよう!

春の花はやはりふんわりやわらかく撮りたいもの。
そのためのコツは、ボケをうまく活かすことです。

前ボケ

 
 

会いに行きます


〜君に会える
 わずかなときに心踊らせて〜

主役の花の前にある花びらをボケにしてみました。
ふんわりした雰囲気になりました。
また、ガクの部分の赤がリズミカルに並んで楽しい感じが出ました。
 
 

なごみゆく


〜優しい記憶に
 満たされて〜

こちらも前ボケで少し煩雑な部分を隠して、やわらかい雰囲気に仕上げています。

ボケで包み込む

花咲く日を待つ蕾ちゃんを周囲の花のボケで包んでみました。
花たちが優しく包み込んで見守っているようなイメージです。
 
 

そろそろ


〜いまかいまかと
 花咲くときを待ちかねて〜

ボケの間から覗く

花が密集して咲いている場所を見つけたら、隙間を見つけて向こうを覗いてみましょう。
そうすると手前の花が前ボケになって主役を強調してくれます。
 
 

空に向かって

〜うれしさいっぱい
 天までとどけ!〜

背景に春の雰囲気を

主役の背景に咲いている花の形や色をボケにうまく活用して、春らしい雰囲気に仕立てましょう。
 
 

待ってました


〜待ちかねた子たちが
 あっちでこっちではしゃいでる〜

奥にある桜を背景ボケに。
完全にボカすのではなくうっすら形がわかるようにして、同じ花があちこちで咲いている雰囲気を出しています。
 
 

ひなたぼっこ


〜なかよくならんで
 ひなたぼっこ〜

蕾のファミリーを主役にしました。
背景には菜の花畑を入れて、明るく楽しく会話しているようなイメージで撮影しています。
 

ハイキー調で溶け込ませて!

春はやっぱり明るく前向きなイメージですよね。
そんなイメージを表現するには、撮影時に露出を多めにプラス側に補正して、ハイキーっぽく仕上げてみましょう!
 
 

ほのかに


〜いっぱいの
 優しい香りに包まれて〜

手前の桜の花芯だけに目が行くように、背景にある花は完全にボカして空と溶け込ませています。
 
 

あこがれ


〜めぐる想い
 心にそっと〜

 
こちらも花芯をが主役。
奥の花びらに少し日が当たったことで背景に変化が出ました。

以上、二回にわたってお話ししてきました。参考になりましたでしょうか?
ぜひこの春はマクロレンズでの桜の撮影にチャレンジしてみてくださいね!
 
 

くにまさ ひろし(國政寛)

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マクロレンズを通して、日常の中にある「すこしふしぎな世界」を描き出すマクログラファー。身近にあるちょっとした幸せ「プチ・ハピ」をテーマに、花や虫たちの姿を撮...

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